今月の症例
Ⅱc型早期胃癌―Ul(-),径1.5cmの線状未分化型癌
高木 国夫
1
,
加来 幸生
2
,
柳沢 昭夫
3
Kunio Takagi
1
1癌研究会付属病院外科
2癌研究会付属病院内科
3癌研究会付属病院癌研究所病理
pp.124-126
発行日 1989年2月25日
Published Date 1989/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106384
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〔患者〕39歳,女性.現病歴:検診の胃X線検査で異常が指摘され,微小Ⅱcの疑いで精査のため来院した.胃症状はない.
〔胃X線所見〕幽門前庭部大彎後壁側に径4mmの星芒状陥凹と周辺に軽度の隆起を伴い,異常陥凹と認識しうる(Fig. 1).粘膜を伸展させると,長さ6mmの線状陥凹である(Fig. 2).圧迫により不規則な線状陥凹が認められる(Fig. 3).
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