学会印象記
第47回日本大腸肛門病学会総会―大腸疾患最新のトピックスの集大成
多田 正大
1
1京都第一赤十字病院第2内科
pp.170
発行日 1993年2月25日
Published Date 1993/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106049
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第47回日本大腸肛門病学会総会が1992年11月28日から2日間にわたって,近畿大学第1外科教授・安富正幸会長のご主催で,大阪国際交流センターで開催された.今回の学会では久し振りに第3回アジア結腸外科学会も併せて行われたが,内外から約1,800余名の学会員が集まり,370題を越す過去最多の演題が集まった.
日本大腸肛門病学会は外科系,内科系,そして肛門科医師によって構成される.大腸肛門病学を追求する臨床医の研究の場であるが,意外と内科医は外科や肛門科の分野を理解する機会は少ないものであるし,また逆も同じであるのが現状であろう.3部門の医師が相互の分野を理解し合わなければならない,というのが安富会長の常からのご意向であり,本総会においても専門分野以外の領域についても修得することを目標に,苦心のプログラムが組まれたようである.
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