Japanese
English
今月の主題 表面型大腸腫瘍―肉眼分類を考える
主題
2.微小な腫瘍の肉眼分類について
c.病理の立場から
大腸(微小)腫瘍の肉眼分類―病理の立場から
On Macroscopic Typing of Minute Colorectal Tumor: From Clinicopathological Viewpoint
味岡 洋一
1
,
渡辺 英伸
1
,
小林 正明
1
,
前尾 征吾
1
,
吉田 光宏
1
Yoichi Ajioka
1
1新潟大学医学部第1病理
キーワード:
大腸腫瘍
,
肉眼型分類
,
表面型
,
微小陥凹性病変
Keyword:
大腸腫瘍
,
肉眼型分類
,
表面型
,
微小陥凹性病変
pp.89-92
発行日 1994年1月25日
Published Date 1994/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105663
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表面型の定義
筆者らは表面型(Ⅱ型)を「高さが3mm以下の病変」と定義している1).その中で隆起病変を表面隆起型(Ⅱa型),周辺粘膜と高低差のない病変を表面平坦型(Ⅱb型),周辺粘膜より低い病変を表面陥凹型(Ⅱc型)としている.
表面型の高さについては,1~3mmまで様々な規定がなされている(第39回大腸癌研究会).しかし病変の高さ3mmは,腫瘍部粘膜の厚さ(正常粘膜に対する比),大腸粘膜内上皮性腫瘍の肉眼形態変化,および担癌率に関してほかの値にはない特徴を持つ.
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