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書評「Macintoshによるパワー・プレゼンテーション」
岩川 眞由美
1
1筑波大学
pp.1287
発行日 1995年9月25日
Published Date 1995/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105532
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私の所属する小児外科学会総会が,今日終わりました.横浜の新名所,パシフィコで行われた学会での発表は,マック全盛でした.昔は手書きあり,薬屋さんに頼んだ写植ありで,きれいなスライドを出してくる施設は限られたものでした.最近は違います.マック大はやりで,カラースライドオンパレードです.内容より,スライドの美しさに感心することもあります.なかでも,なんか若い人の発表のほうがきれいみたい.作り慣れてる感じ.昨年はウィンドウズの追撃もあり,いろいろありましたが,学会発表用スライドに関してはやはりマックに軍配が上がったようです.
そこで,この本の登場となるわけです.まずは,普段,マックを使っていないけど,“これからの学会はマックだよね.マック買おう”って始めた方には最適です.“コンピュ一ターって苦手だよ.手で書いたほうが早い”とか,」“せいぜい使ってワープロだよな”とか,“説明書読まないと,恐くてクリックできないよ”なんて,すなわち,ファミコン世代の1つ前のおやじ世代に最適です.この本の第2章では,学会発表に使うPersuasion,Delta Graph,Photoshopなどのソフトの使い方がスライド作成に沿って解説されています.実際,スライドを作っていても,パターンで作っていますものね.この本の指示通りに2~3回作ればこっちのものです.実際のマックの画面と同じ絵の表示どおりに指示が出ています.
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