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海外文献紹介「ボツリヌス菌毒素の括約筋内注射によるアカラシアの治療」
多賀須 幸男
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1多賀須消化器科・内科クリニック
pp.982
発行日 1995年7月25日
Published Date 1995/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105470
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Intrasphincteric botulinumtoxin for the treatment of achalasia: Pastricha PJ, Ravich WJ, Hendrix TR, et al (N Engl J Med 322: 774-778, 1995)
ボツリヌス菌毒素は,局注すると神経末端からのアセチルコリンの分泌を阻害して,筋肉を麻痺させる効果がある.斜視やジストニアなどの骨格筋のスパズムの治療に多く利用されており,副作用も少ない.下部食道括約部の弛緩不全であるアカラシアの治療に,この方法を応用してみた.
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