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編集後記
樋渡 信夫
pp.1028
発行日 1997年6月25日
Published Date 1997/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105186
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感染性腸炎は,戦後の環境衛生の整備に伴い,急激に減少した.それにより,血便・下痢・腹痛などを訴える患者に対して,日常臨床における鑑別診断としての重要性も少なくなり,経験することもまれとなった.
しかし,最近は海外渡航や輸入食品が広く普及し,感染性腸炎は散発的にはみられていたが,昨年の腸管出血性大腸菌(O157)による腸炎の各地の集団発生に際しては,診断,治療,予防のあらゆる面で後手に回ることが多かった.
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