Japanese
English
今月の症例
狭窄型虚血性大腸炎の1手術例
Stricture Type Ischemic Colitis, Report of a Case
小林 清典
1
,
五十嵐 正広
1
,
勝又 伴栄
1
,
西元寺 克禮
1
,
三富 弘之
2
Kiyonori Kobayashi
1
1北里大学東病院消化器内科
2北里大学東病院病理
pp.538-540
発行日 1997年3月25日
Published Date 1997/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105096
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〔患者〕79歳,女性.1994年2月16日の夕食後に腹痛と下痢が出現し,腹満感や嘔吐も認められた。翌日,血液混じりの水様性下痢が頻回となり,腹痛も増強したため当院受診.腹部単純X線所見で小腸ガスが認められたため,腸閉塞の診断で入院となった.なお既往歴や家族歴に特記すべきことはなかった.
身体所見では,腹部は全体に膨隆し,下腹部に著明な圧痛を認めた.血液検査では,赤沈値50mm/hr,CRP35mg/dlで炎症反応が著明に亢進しており,低蛋白血症も認められた.
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