特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
a.検査・治療手技用語
エコーレベル(echo level)
中林 正一
1
,
八尾 恒良
1
1福岡大学筑紫病院消化器科
pp.307
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103981
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エコーレベルとは,一般にはBモード画面上に表示される輝度として理解されている.周囲の組織と比較して,画像を構成する最小単位であるピクセルの輝度が高い部分を高エコー(hyperechoic,echogenic)部,低い部分を低エコー(hypoechoic)部と表現する.また,周囲組織と輝度に差を認めない場合は等エコー(isoechoic),信号を認めない場合は無エコー(anechoic)と表現する.
ピクセルの輝度を決定するのは,ピクセル1個あたりの電気的信号の量である.電気的信号の量は超音波プローブのセンサーに検出される超音波信号の量に比例する.したがって超音波は縦波であり,その振幅が大きなものなどは,ピクセルあたりの電気的信号の量が増加し高輝度となる.
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