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編集後記
多田 正大
pp.686
発行日 1998年3月25日
Published Date 1998/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103682
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長野オリンピックにおいて,日本は予想以上に良い成績を上げた.スピードスケートやスキージャンプ競技にみるごとく,良いライバルがいることは記録向上に好ましい.早期癌の診断におけるX線と内視鏡検査の診断能についても然り,どちらが優れているか繰り返し論じられ,その結果,切嗟琢磨してともに向上した歴史がある.
内視鏡優勢の昨今,本号において再びX線検査の存在価値を評価するテーマを企画するにあたって,読者の反響は“何をいまさら”,“よくぞ取り上げた”の両極に分かれるであろう.執筆者も同じで,編集委員会の依頼に戸惑いながら意見を記述している.それでも結構,本音がうかがえておもしろい.
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