Japanese
English
今月の症例
gastritis cystica polyposaに発生した残胃早期胃癌の1例
Early Cancer Arising in Gastritis Cystica Polyposa of the Remnant Stomach, Report of a Case
藤澤 貴史
1
,
坂口 一彦
1
,
阪本 哲一
1
,
黒田 祥二
1
,
大西 裕
1
,
豊田 昌徳
1
,
寺西 哲也
1
,
前田 光雄
1
,
楠本 長正
2
,
前田 哲男
3
,
西上 隆之
4
Takashi Fujisawa
1
1石川島播磨重工業健康保健組合播磨病院内科
2石川島播磨重工業健康保健組合播磨病院外科
3兵庫県立成人病センター消化器科
4兵庫医科大学第2病理
pp.1108-1110
発行日 2001年8月25日
Published Date 2001/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103292
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〔患者〕患者は68歳,男性.1967年(37歳時)胃潰瘍にて幽門側胃部分切除(Billroth Ⅱ法再建)を受けている.術後31年後の1998年9月,無症状であったが,胃集団健診にて吻合部に異常陰影を指摘された.現症ならびに入院時検査成績では異常を認めなかった.
〔胃X線所見〕残胃はBillroth Ⅱ法にて小腸と吻合されており,その吻合の胃側に丈が高く表面平滑な隆起性病変を認めた(Fig. 1a).圧迫像ではほぼ全周性で幅約2.5cmの柔らかいポリープ状隆起であった(Fig. 1b).その中央に淡いバリウム斑を認めた.
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