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第16回村上記念「胃と腸」賞 細井董三氏(東京都がん検診センター)に
pp.945
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102620
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毎月第3水曜日に開かれている「早期胃癌研究会」の6月例会は19日,雨模様の天候にもかかわらず,用意された椅子が足りなくなるほどの聴衆を集めて今回も盛会裡に開催された.席上,いつもながらの熱気溢れる症例検討の合間を縫って,第16回村上記念「胃と腸」賞の贈呈式が行われた.
当日研究会の司会を担当した木村健氏(自治医科大学消化器内科)から今回の受賞論文,「早期食道癌のX線学的深達度診断一m癌とsm癌の鑑別を中心に」(細井董三,他:胃と腸第25巻第9号1039頁)が発表された.木村氏はまた,受賞者の細井氏が17年前の自治医科大学消化器内科教室開設時の同僚であったこと,当時より氏のX線診断学の生み出すartとも言うべき「作品」に畏敬の念を抱いてきたことなどに触れ,奇しくも今回贈呈式の司会を担当することになった感慨を述べて細井氏紹介の言葉とした.続いて「胃と腸」編集委員会代表白壁彦夫氏(早期胃がん検診協会)から賞状と賞牌が,金原優医学書院社長から賞金が贈呈され,満場の拍手に包まれた.
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