今月の症例
超音波内視鏡が有用であったスキルス胃癌の1例
星子 浄水
1
,
渕上 忠彦
1
,
桑野 常文
1
,
山田 豊
1
Kiyomi Hoshiko
1
1松山赤十字病院消化器科
pp.844-846
発行日 1991年8月25日
Published Date 1991/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102601
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〔患者〕57歳,女性.1981年より毎年の定期検診で胃X線検査を受けていたが,異常所見を指摘されたことはなかった.1988年10月4日,悪心,心窩部不快感を主訴に当科受診.胃X線検査で体部大彎側の伸展不良所見あり.胃内視鏡検査を施行し粘膜の異常所見を認めたが,生検ではGroup Ⅰであった.スキルス胃癌を疑い精査目的の入院となった.腹部超音波,CT検査および血液検査に異常なし.
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