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編集後記
赤松 泰次
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1地方独立行政法人長野県立病院機構 長野県立須坂病院内視鏡センター
pp.1729
発行日 2011年10月25日
Published Date 2011/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102397
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十二指腸の観察は,胃や食道の観察に比べて,これまで“おざなり”にされる傾向があった.ルーチン検査では,スコープはせいぜい十二指腸下行部の途中まで挿入する程度で,筆者自身はVater乳頭を確認したらすぐに胃内に引き戻すように先輩から教えられてきた.その理由として,スコープの深部への挿入は患者に苦痛を与えることや,十二指腸には病変の存在が比較的少ないと信じられてきたことなどが考えられる.しかし近年,様々な十二指腸病変が数多く報告されるようになり,十二指腸の観察は決しておろそかにできないことが明らかとなった.
序説(執筆者は芳野)は十二指腸の発生や解剖の解説とともに,十二指腸の腫瘍性病変の概要が述べられている.また,過去の十二指腸病変の特集に掲載された論文が多数引用されている.
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