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編集後記
江頭 由太郎
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1大阪医科大学病理学教室
pp.1429
発行日 2010年7月25日
Published Date 2010/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102000
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「胃と腸」で直腸肛門部病変が取り上げられるのは今回で4度目である.前々回特集(第22巻3号)の序説で,“直腸肛門部病変は他の消化管病変に比べて,軽んぜられ疎まれており,胃腸疾患には精通していても直腸肛門部病変には不得手な消化器専門医が少なくない"と指摘されているが,それから二十数年経過した現在でもその状況は継続しているように思われる.直腸肛門部病変は診断自体が難しいものは少なく,病変を“知ってさえいれば"診断可能なことが多い.そこで,今回の特集では消化器専門医として“認知"が必要と思われる直腸肛門部病変を網羅し,再整理して鑑別診断を中心に解説し,直腸肛門部病変診療の座右の書となる内容を目指して企画された.
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