学会印象記
JDDW 2007(第15回日本消化器関連学会週間)―下部消化管に関するテーマを中心に
盛一 健太郎
1
,
佐藤 龍
2
1旭川医科大学内科学講座消化器・血液腫瘍制御内科分野
2旭川医科大学光学医療診療部
pp.1937-1938
発行日 2007年12月25日
Published Date 2007/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101250
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2007年のJDDWは10月18日~21日の4日間,神戸市で開催された.異国情緒に溢れた町並みで神戸は最も人気の高い学会開催地の1つであるが,今回は2日目以外大変過ごしやすい陽気に恵まれ,初雪の便りが聞かれる北海道から参加したわれわれにとっては,格別の喜びであった.また,神戸空港から会場までの移動はポートライナーを利用するとわずか10分程度であり,アクセスが格段によくなったと実感した.会場は大規模な全国学会ではおなじみとなったポートピアホテル,神戸国際会議場,神戸国際展示場の3か所であったが,各会場が隣接しているため会場間の移動がスムーズに行うことができて,非常に便利であった.学会の内容も,筆者が参加した下部消化管に関するセッションにおいては,大腸疾患の診断から治療まで多岐にわたる講演,discussionがなされ,非常に活発なものであった.今大会はシンポジウムからポスターまで大変興味深い演題が多く,今後の診療に大いに役立つ大会であり,非常に有意義な4日間であった.その中から,われわれが特に印象に残った演題について述べてみたい.
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