Japanese
English
今月の主題 大腸腫瘍に対する拡大内視鏡診断の最先端
症例検討
V型pit pattern診断の実際―病理からのまとめ
Conclusion: From the Pathological Viewpoint
八尾 隆史
1
Takashi Yao
1
1九州大学大学院医学研究院形態機能病理
pp.1840-1841
発行日 2006年12月25日
Published Date 2006/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100823
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腫瘍性病変のpit patternは,最表層の組織構築を表しているものであるので,深層部の組織像とは必ずしも一致しない.ただし,これまでの解析で,pit pattern診断が腫瘍の良悪性判定と深達度診断に有用であることが示されてきた.今回,具体的症例のpit pattern診断結果を踏まえ組織像を検討させていただいたが,病理の立場からpit pattern診断の問題点について述べてみたい.なお,組織像の読影はすべて筆者が行った(Table 1).
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