Japanese
English
今月の主題 表在性の中・下咽頭癌
座談会
表在性の中・下咽頭癌をめぐって
Conversazione―Superficial Oro-and Hypopharyngeal Carcinoma
渡邉 昭仁
1
,
石黒 信吾
2
,
河野 辰幸
3
,
大森 泰
4
,
門馬 久美子
5
,
小山 恒男
6
Kumiko Momma
5
,
Tsuneo Oyama
6
1恵佑会札幌病院耳鼻科
2大阪府立成人病センター病理検査科
3東京医科歯科大学食道・胃外科
4川崎市立川崎病院消化器科・外科
5都立駒込病院内視鏡科
6佐久総合病院胃腸科
pp.1293-1310
発行日 2005年8月25日
Published Date 2005/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100155
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門馬(司会) お忙しい中お集まりいただきありがとうございます.「胃と腸」で初めて取り上げる表在性の中・下咽頭癌をテーマに,今回座談会を組みました.中・下咽頭癌を見慣れている先生もいらっしゃいますが,一般的にはまだなかなか発見が難しい病気ですので,最初に耳鼻科の渡邉先生のほうから,現時点で耳鼻科を受診される患者さんの病気の程度と治療の現況についてお話しいただきたいと思います.患者さんが自覚症状を認めて受診されるまでにかなりの時間がかかっているので,発見が遅いという意味で,中・下咽頭癌は予後が悪いと一般の内視鏡医は感じていると思います.最初に先生に現況をお話しいただいてから,私たちがこれから見つけようとしている中・下咽頭癌の早い時期の癌というものはどういうものだろうかというところへ話を進めていきたいと思います.よろしくお願いします.
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