Japanese
English
今月の主題 早期胃癌に対するESDの適応の現状と今後の展望
主題
早期胃癌に対するESDの評価―私はこう考える:費用面からの考察
ESD for Early Gastric Cancer: My View: In Terms of the Cost
細川 治
1
Osamu Hosokawa
1
1福井県立病院外科
キーワード:
ESD
,
切開剝離
,
診療報酬
,
材料費
,
費用
Keyword:
ESD
,
切開剝離
,
診療報酬
,
材料費
,
費用
pp.110-111
発行日 2006年1月25日
Published Date 2006/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100029
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ESD(endoscopic submucosal dissection)の開発により胃癌内視鏡的切除は新たな段階に踏み込んだことは間違いない.ESDを用いれば,胃癌治療ガイドライン1)程度の癌巣の大半は一括で完全切除することは容易であり,ガイドライン適応外であっても大きさ5cm以下の癌巣,UL-II程度の潰瘍瘢痕を有する陥凹型癌巣の一部は一括完全切除することが可能である.その結果,分化型早期胃癌の半数が内視鏡的切除の適応に組み込まれる2)勢いとなっている.
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