今月の主題 内科医が診るリウマチ
座談会
内科臨床におけるリウマチの診かた
上野 征夫
1,2
,
大西 利明
3
,
桃井 康晴
4
,
山中 寿
5
1西村病院内科
2本庄総合病院
3大西内科医院
4ももい整形外科
5東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
pp.467-477
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910165
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筋・骨格系の痛み―どのような疾患か多いか
山中(司会) 本日は「内科臨床におけるリウマチの診かた」についてお話しいただきます.一般内科医は,筋・骨格系の疾患の診察のトレーニングをあまり受けていないことが多いと思います.まず,どういう点に気をつけて診断すればいいのかを伺いたいと思います.上野先生,いかがでしょうか.
上野 確かに内科医は筋・骨格系の診察はあまり得意ではない傾向があると思います.ルチンの身体所見をとる際,胸部・腹部の触診はきちんとやっても,ややもすると筋・骨格系の診察が完全に抜けてしまう.心臓や肺を診察するときと同じように,ルチンの中に筋・骨格系の基本的な診察を入れてもらいたいと思います.
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