今月の主題 内科医が診るリウマチ
RAの薬物治療の進歩
メトトレキサート製剤の使い方と注意点
鈴木 康夫
1
,
伊藤 彦
1
,
市川 陽一
1
1聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科
pp.434-437
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910156
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
RAに対する投与量は保険適用上,週8mgまで(リウマトレックス4C/週)である.効果不十分例では注意しながら週15mgまで増量できるが,インフォームドコンセント取得が重要である.
エスケープ現象がみられた場合は,投与量増加で効果が再現できる.
副作用には用量依存性と非依存性のものがあり,前者には肝機能異常や口内炎,消化器症状があり葉酸併用で軽減できる。用量非依存性の副作用では急性間質性肺炎に注意を要する.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.