増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
一般検査
糞便検査
虫卵検査
三瓶 孝明
1
,
伊藤 機一
2
1(財)東京都予防医学協会研究検査部
2神奈川県立衛生短期大学
pp.756-759
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910010
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寄生虫症の診断には,糞便,尿,血液などからその虫体,虫卵,原虫嚢子などを直接検出する方法と,免疫反応その他を利用して間接的に寄生虫感染を証明する方法がある.最近のわが国における寄生虫症は,その感染要因の多様化によって多種の幼虫移行症,AIDSなど免疫不全に乗じて発症する疾患や,海外輸入寄生虫症など多種多様にわたっている.これらの寄生虫症の診断に際しては,正確かつ迅速でなければならない.この稿では糞便での検査法について述べる.
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