今月の主題 ウイルス肝炎1990
日常診療での肝炎マネージメント
肝生検と肝炎マネージメント
賀古 眞
1
1帝京大学溝口病院・内科
pp.1470-1472
発行日 1990年9月10日
Published Date 1990/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909556
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肝臓の針生検は1939年,Iversen & Roholmにより急性肝炎100例についての報告がなされて以来1),臨床検査法として広く活用されるようになり,現在では肝疾患の確定診断,病態の正確な把握,および治療方針の決定のため日常検査として行われている.とはいえ,観血的な検査であり,肝生検を施行するに当たっては十分にその必要性を理解し,また患者の了解を得てから行う必要がある.本項では主としてウイルス性肝炎患者の診断,および治療と肝生検の関係について簡単に述べる.
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