今月の主題 経静脈・経腸栄養療法のストラテジー
疾患特異的な栄養療法
急性膵炎患者
上野 秀樹
1
,
白鳥 敬子
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.291-293
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909233
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ポイント
●重症急性膵炎において,発症早期には著明な脱水の是正を目的とした水・電解質輸液が大切である.
●循環不全離脱後は,エネルギー消費量増加および異化亢進を考慮し,十分なカロリーとアミノ酸を投与する.
●臨床症状および検査データの改善を認めたら,低脂肪食より慎重に経口摂取を開始する.
●経腸栄養は経静脈栄養から経口摂取への移行期に,胃腸管機能維持やbacterial translocation予防を目的として施行されることがある.
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