増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
消化器薬
H2受容体拮抗薬(タガメット,ザンタック,ガスター,アルタット,アシノン,プロテカジン)
西元寺 克禮
1
,
黒山 政一
2
1北里大学医学部内科I
2北里大学東病院薬剤部
pp.80-82
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908956
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H2受容体拮抗薬は胃底腺壁細胞のヒスタミン受容体(H2受容体)を遮断することにより,強力な酸分泌抑制力を発揮するもので,Blackらの開発したシメチジン(タガメット®)が最初に臨床応用され,以後膨大な酸関連疾患患者に投与されてきた.H2受容体拮抗薬は他の薬剤同様,共通の副作用と,各自のものとがあるが,長期投与を含め基本的には安全な薬剤であることが確認されている.
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