増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
循環器薬
抗血小板薬(バファリン,バイアスピリン,パナルジン,プレタール.アンプラーグ)
副島 弘文
1
,
小川 久雄
2
,
岸川 秀樹
1
1熊本大学保健管理センター
2熊本大学医学部循環器内科
pp.48-50
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908941
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適応
バファリン81mg錠®〔アスピリン81mgとダイアルミネート33mg(アルミニウムグリシネート11mgと炭酸マグネシウム22mg)の合剤〕とバイアスピリン®(アスピリン)の適応症は同じで,狭心症(慢性安定狭心症,不安定狭心症),心筋梗塞,虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作,脳梗塞),冠動脈バイパスあるいは経皮経管冠動脈形成術施行後における血栓・塞栓形成の抑制である.
パナルジン®(塩酸チクロピジン)の適応症は,血管手術および体外循環に伴う血栓・塞栓の治療ならびに血流障害の改善,慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍,疼痛および冷感などの阻血性諸症状の改善,虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作,脳梗塞)に伴う血栓・塞栓の治療,くも膜下出血術後の脳血管攣縮に伴う血流障害の改善である.
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