今月の主題 わかりやすい不整脈診療
不整脈理解のために
正常心筋の電気生理学的性質
平岡 昌和
1
1東京医科歯科大学難治疾患研究所成人疾患研究部門循環器病
pp.1082-1085
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908760
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ポイント
心筋細胞の膜電位は,拡張期の静止電位と収縮期に発生する活動電位からなる.
活動電位は数ミリ秒で頂点に達する脱分極相と,その後緩やかに経過して数百ミリ秒で元に戻る再分極相からなる.緩やかな再分極相が心筋活動電位の特徴である.
活動電位の最大立ち上がり速度は興奮性や伝導速度を決め,活動電位の持続時間は不応期を決める重要なパラメータである.
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