今月の主題 わかりやすいゲノム・再生医療の基礎・現状・展望
再生医療の現状
造血幹細胞の増幅
安藤 潔
1
1東海大学医学部血液リウマチ内科,細胞移植研究センター
pp.490-493
発行日 2002年3月10日
Published Date 2002/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908627
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ポイント
造血幹細胞移植は,造血幹細胞の自己複製能と多分化能に支えられた代表的な「再生医療」ということができる.
造血幹細胞が体外で増幅できるようになれば,さまざまな臨床的有用性が期待される.
ヒト造血幹細胞は異種動物に移植して,in vivoでの造血能をみる方法が代替法として考案され測定可能となった.
骨髄ストローマ細胞とサイトカインを利用することにより,ヒト臍帯血幹細胞の体外増幅が可能となってきた.
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