Japanese
English
今月の主題 Geriatrics—高齢者のQOLをみる医療
Geriatric syndrome—高齢者特有の病態
腰痛
Lumbar pain
木檜 晃
1
1都立大塚病院リハビリ科
pp.588-591
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908078
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ポイント
腰痛は人類の宿命的な症状とも言われているが,70〜80%が画像上の器質的変化にその原因を求めることが困難で,70%が3週以内で自然緩解することが多い.
高齢者に関しては腰痛の原因として,悪性腫瘍を常に考えておく必要がある.
腰痛に対する従来からの物理療法は,理論的根拠に乏しく無効なことも多いが,AKA(arthrokinematic approach)は筆者の施設で約80%に有効性が認められた.
高齢者の訴えをよく聞いてあげることが必要であり,治療の第一歩はそこから始まる.“年だから”の一言は口に出さないようにしたい.
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