増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—心エコー法(冠動脈疾患)
虚血性心疾患の診断と評価法—ストレス心エコー法
八杉 直子
1
,
小柳 左門
2
1福岡大学筑紫病院内科第一
2国立病院九州医療センター臨床研究部
pp.146-150
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907720
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心臓は生体の変化に応じて様々に適応し活動しているが,心疾患においては,代償機能が低下し,変化に十分適応できない.このような場合,ストレスを与えることにより,その病態を診断する方法が種々の循環機能検査で行われるが,とりわけ虚血性心疾患の診断においては,負荷法は重要な位置を占めている.ストレス心エコー法の目的は,安静時の心エコー画像では診断しえない虚血性心疾患に対し,ストレスを加えて心筋虚血を起こさせることで,病態を明らかにすることである.
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