増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
循環器疾患
急性心筋梗塞
山家 謙
1
,
田村 勤
1
1三井記念病院循環器センター
pp.234-237
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907113
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●急性心筋梗塞すべてがエマージェンシー・ケースといえ,できるだけ早期にCCUのある施設に収容し再灌流療法を行うことが,死亡率の低下,予後の改善につながる.
●特に緊急を要するものとしては,心室細動などの不整脈,心原性ショック,心破裂などの機械的合併症があげられる.
●再灌流療法には血栓溶解療法とPTCAがあるが,心原性ショックに対してはPTCAが第一選択となる.再灌流療法が不十分な場合はCABGが必要となる.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.