今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント
腎障害患者の管理上の留意点
腎移植患者の外来でのマネジメント
吉村 了勇
1
,
岡 隆宏
1
1京都府立医科大学第2外科
pp.1184-1187
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906877
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ポイント
●免疫抑制薬シクロスポリン(CsA)やタクロリムス(FK 506)使用で著しい成績の向上が得られた.
●早期の外来管理では,急性拒絶反応,感染症(ウイルス,カリニ,真菌など),高血圧,糖尿病などの疾患に注意する.
●長期の外来管理では,慢性拒絶反応,肝臓障害,大腿骨頭壊死,悪性腫瘍などに注意する.
●長期の経過患者では免疫抑制薬の減量が望ましい。
●腎移植を行うことで,血液透析よりもquality of lifeの向上が得られる.
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