続・アメリカの医学教育 スタンフォード大学病院レジデント生活・2
初出勤
赤津 晴子
1
1アメリカ・スタンフォード大学病院内分泌内科
pp.965-968
発行日 1998年5月10日
Published Date 1998/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906828
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
初出勤の朝
インターンシップ1カ月目,私はスタンフォード大学病院一般内科配属となった.
初出勤日の朝.“Pocket Pharmacopoeia”という薬に関するミニ事典,“The Sanford Guide toAntimicrobial Therapy”という,どの細菌に対してどの抗生物質を使うべきか,といった抗生物質だけをまとめたポケットブック,医学部時代に自分でまとめたアンチョコノート,患者一人ひとりの情報を細かく書き込むための5×3インチのカードの束,さらにポケットライトやら反射を確かめるreflex hammer,眼底鏡などを白衣のポケットにパンパンに詰め込み,“Haruko Akatsu MD”という真新しいネームバッジを付け,緊張気味にスタンフォード大学病院に到着した.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.