増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
免疫学的検査
自己免疫関連検査
自己免疫疾患検査の進めかた
宮坂 信之
1
1東京医科歯科大学医学部第1内科
pp.564-566
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906472
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生体は,自己の成分(自己抗原)に対して過剰な抗体を産生したり,感作リンパ球を作り過ぎないように調節する機構をもっている.これを免疫調節機構と呼ぶ.この機構にひずみが生ずると,過剰な自己抗体や自己抗原に感作されたリンパ球の産生が誘導され,組織傷害が起こる.このようにして生じた病的状態を自己免疫疾患と呼んでいる.
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