今月の主題 ニューロパチーとミオパチー
診断のポイントと治療
ニューロパチー
Guillain-Barré症候群と慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー
小鷹 昌明
1
,
結城 伸泰
1
1獨協医科大学神経内科
pp.1348-1350
発行日 1999年8月10日
Published Date 1999/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906153
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●Guillain-Barré症候群(GBS)と慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー(CIDP)は,共通して四肢の筋力低下と腱反射消失をみるが,発症様式が異なる.CIDPは,発症から8週以上かけて進行して極期に達する.
●現行の保険診療上,GBSもCIDPも単純血漿交換が第一選択である.GBSでは副腎皮質ステロイドを使用してはいけない.CIDPでは単純血漿交換の効果を確認したうえで,副腎皮質ステロイドを投与し始める.
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