増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
内分泌疾患治療薬
成長ホルモン製剤(成長障害治療薬)
ジェノトロピン(住友)=ノルディトロピン(ノボノルディスク—山之内)=ヒューマトロープ(イーライリリー)
肥塚 直美
1
1東京女子医科大学第2内科
pp.357-359
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905641
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臨床薬理
●作用機序:ヒト成長ホルモン(hGH)は191個のアミノ酸よりなるペプチドである.GHは成長促進作用のみならず,肝臓,筋肉,脂肪組織などに作用して蛋白・糖・脂肪代謝などに関与している.GHの骨成長の作用機構を図1に示すが,GHは肝・軟骨細胞でのIGF-I(インスリン様成長因子—I,ソマトメジンC)の産生を促し,このIGF—Iがendocrineあるいはautocrine,paracrine的に作用して骨成長を促すと考えられている.
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