今月の主題 心エコーToday
どう診断するか—効果的な心エコー法の組み合わせ
機能異常の診断
心室の収縮機能と拡張機能
竹中 克
1
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.2087-2089
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905356
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●心室機能の評価には,容積と圧の情報が必要である.
●左室容積の測定法には,左室形態を楕円体と仮定する方法と仮定をおかないSimpson法とがある.
●心拍出量は,心エコー法あるいはドプラ法により算出される.
●左室収縮能の簡便な指標は,前負荷と後負荷の影響を受けることを念頭に置いて使用すべきである.
●左室拡張能を評価する新しい方法として,Mモードカラードプラ法による左室内血流伝播速度や,心筋ドプラ法による左室局所の壁運動速度などがある.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.