知っておきたい産科婦人科の疾患と知識・9
下腹痛と性感染症
宮村 研二
1
,
廣田 佳子
1
,
宮川 勇生
1
1大分医科大学産科婦人科学
pp.1023-1026
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905123
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女性が腹痛を訴えて来院した場合,常に産婦人科疾患を念頭に置く必要がある.特に,若年女性が下腹痛を主訴として受診したときには,STD(sexually transmitted diseases:性感染症)の存在を疑わなければならない.
本稿ではSTDの中でも,最近頻度が高くなってきているクラミジア感染症の症例を提示し,その診断および対応のポイントを述べる.
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