今月の主題 心不全を見直す
合併症を伴う心不全の管理と治療
肝機能低下
前原 和平
1
,
丸山 幸夫
1
1福島県立医科大学第1内科
pp.969-971
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905113
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ポイント
●肝硬変症では高心拍出量状態にあることが多く,総末梢血管抵抗は低下している.
●肝硬変症自体でも息切れと低酸素血症を生じ得る
●非代償性肝硬変症では腎でのナトリウム排泄能が低下している.
●非代償性肝硬変性の腹水,浮腫の治療の第1は塩分制限であり,急速な利尿は腎不全,肝性脳症を生じ得る.
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