今月の主題 循環器薬の使い方 1997
その他の循環器疾患
大動脈瘤に対する薬物治療の選択と使い方
増田 善昭
1
1千葉大学医学部第3内科
pp.1624-1626
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904658
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ポイント
●真性大動脈瘤,径が胸部瘤で6〜7cm以上のもの,腹部瘤で4〜5 cm以上のものは手術.
●瘤径の小さなもの,手術リスクの大きいもの,手術拒否例は,血圧が高い例では降圧薬を使用しコントロールする.
●大動脈解離(解離性大動脈瘤)の急性期では,まず収縮期圧を100〜120mmHgにコントロールし進行を防ぐ.
●急性期手術適応は偽腔開存性のすべてのA型,重大合併症を持つB型である.
●慢性期手術適応は真性大動脈瘤と同様に瘤径の大きなものである.
●慢性期薬物療法は,血圧コントロールとともに合併症の治療をする.
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