今月の主題 脳卒中
座談会
脳卒中急性期の診断と治療をめぐって
小川 彰
1
,
内山 真一郎
2
,
松本 昌泰
3
,
峰松 一夫
4
1岩手医科大学脳神経外科
2東京女子医科大学神経内科
3大阪大学医学部第1内科
4国立循環器病センター内科脳血管部門
pp.2276-2287
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903954
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峰松(司会) 今日の座談会は「脳卒中急性期の診断と治療をめぐって」ということで,3人の先生方にお集まりいただきました.お忙しい中をありがとうございます.
本論に入る前に,私自身が常々感じていることですが,10〜20年前の脳卒中と比べると,最近いろいろな意味で大きな変化が起こっているように思います.例えば,以前は脳出血の死亡率が高かったわけですが,最近の久山町のデータなどではそれが非常に低くなっていますし,患者自体もかなり高齢化している.また一方では,いろいろな検査法が進歩し血管などを非侵襲的に評価できるようになり,新しい治療法も提唱されています.
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