今月の主題 急性心筋梗塞Q&A
急性心筋梗塞の回復期・慢性期の予後
梗塞領域のviabilityをどう評価するか
藤永 剛
1
,
村田 啓
1
1虎の門病院放射線科
pp.1587-1589
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903807
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ポイント
●心筋viabilityの評価は,PTCAやCABGなどの冠動脈血行再建術の適応を決定する際に非常に重要である.
●心筋viabilityの評価方法としては,201T1心筋シンチグラフィ,18F-FDG PET,ドブタミン負荷心エコー法などがある.
●201T1心筋シンチグラフィは,現時点で最も汎用されており,投与法や撮像法の開発により,さらに高い正診率を認めている.
●PETは正診率は高いが,検査設備の問題などから,その適応は限られている.
●検査の簡便さなどから,ドブタミン負荷心エコー法が期待されているが,今後,さらに詳細な検討が必要と考えられる.
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