今月の主題 急性心筋梗塞Q&A
急性心筋梗塞の合併症に対する治療
ポンプ失調を防止するには何が有効か—一般病院のCCUで何ができるか
佐藤 光
1
,
立石 博信
1
1広島市民病院循環器科
pp.1556-1557
発行日 1995年8月10日
Published Date 1995/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903798
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ポイント
●左主幹部閉塞は,原則としてショックになる前の血行動態が安定しているうちに緊急CABGを行う.そして,側副血行路がよく発達していればPTCAを行う.
●ST降下型(non-Q波梗塞)心筋梗塞は,重症冠動脈疾患に対して基本的にはPTCAを行うが,拡張時にLMT閉塞以上の症例ではCABGを行う.
●ST上昇型心筋梗塞急性期には血栓溶解療法やPTCAを行う.しかし,ポンプ失調に陥りやすい症例に対しては,IABPやPCPSを併用しつつ,責任冠動脈の疎通を図る.
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