今月の主題 脂質代謝と動脈硬化
高脂血症治療の諸問題と新しい展開
LDLアフェレーシスの適応と実際
小泉 順二
1
,
馬渕 宏
1
1金沢大学医学部第2内科
pp.743-745
発行日 1995年4月10日
Published Date 1995/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903606
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ポイント
●LDLアフェレーシスによる血清コレステロール低下効果は確実である.
●LDLアフェレーシスは冠動脈疾患の二次予防が目的の治療法である.
●LDLアフェレーシスではLDLコレステロールと同時にLp(a)も低下する.
●LDLアフェレーシスを長期継続すれば,冠動脈造影による狭窄が,わずかではあるが改善(退縮)する.
●ホモ接合体性家族性高コレステロール血症(FH)はLDLアフェレーシスの絶対適応である.
●薬物療法で効果が不十分な冠動脈疾患を有するFHも適応と考えられる.
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