今月の主題 狭心症—診断と治療の進歩
診断
安静時心電図と運動負荷心電図
三宅 良彦
1
,
村山 正博
1
1聖マリアンナ医科大学第2内科
pp.2545-2547
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903412
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●胸痛患者の安静時心電図では非特異的な所見を見逃さないようにする.
●心筋虚血発現の判定には虚血性ST変化(ST下降・上昇)と陰性U波が重要である.
●運動負荷試験では見落とし(false negative)が35%,過剰診断(false positive)が10%程度ある.
●運動負荷試験は禁忌例には施行せず,負荷に際しては中止徴候に注意すれば,安全性は高い.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.