今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
病態別栄養管理と指導の実際
肥満
丸山 博
1
,
神田 尚子
1
,
仲本 信也
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.1212-1214
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902792
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ポイント
●肥満は,摂取カロリーが消費カロリーを上まわり余剰のカロリーが体脂肪組織として蓄積した状態であり,BMI 26.4以上(肥満度+20%以上)のものが治療対象となりうる.
●肥満治療法として減食療法,運動療法,行動療法および薬物療法などがあるが,減量体重を維持することは非常に困難であり,より効果的な治療法の研究が望まれる.
●肥満の予防には,食品に関する正確な知識の習得と運動不足の解消が必要であり,ライフスタイルの変更が効果的と考えられる.
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