今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
診断のすすめ方
問診による鑑別のポイント
蝶名林 直彦
1
,
渡部 則彦
1
,
田中 純太
1
1聖路加国際病院呼吸器内科
pp.2092-2094
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902475
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●慢性閉塞性肺疾患患者を対象にした問診にあたっては,限られた時間内で最大限の情報を得るため,各疾患に特有な症状の有無を積極的に聞き出す技術の習得が必要である.
●自覚症状として,咳・痰の発現時間,季節性,喘鳴の有無,喀痰の性状および呼吸困難の程度とその発症状況などの問診が必須となる.
●一方,生活習慣・既往歴では,喫煙本数/日×年(Brinkmann index),慢性副鼻腔炎の有無,アレルギー疾患の合併および小児期の肺炎の既往などが重要である.
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