今月の主題 抗生物質の使い方 1993
抗生物質投与中に起こる問題とその対応
抗生物質と腎機能
鈴木 幹三
1
,
松浦 徹
1
,
山本 俊幸
1
1名古屋市厚生院内科
pp.1308-1310
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902192
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●腎毒性薬は,腎組織に直接作用するものと過敏反応によるものに大別される.
●抗菌薬の腎毒性は系統別に異なり,ポリエン系のアムホテリシンB,ポリペプチド薬,アミノ配糖体薬の腎毒性は強い.
●腎毒性を持つ抗菌薬を使用する際は,定期的に腎機能検査を行い,早期に腎障害をチェックする必要がある.
●腎不全患者に腎排泄型の抗菌薬を投与する場合は,腎障害の程度に応じて投与法を調節する必要がある.
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