今月の主題 心不全診療の新たな展開
心不全治療の最前線
血管拡張薬
上田 慶二
1
,
賀來 俊
1
,
中尾 功二郎
1
1東京都多摩老人医療センター
pp.1036-1038
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902122
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●血管拡張薬によるうっ血性心不全の治療は,最近の循環器疾患の治療法における大きな変革のひとつである.
●血管拡張療法は急性期心不全,慢性心不全の両者に適用される.
●急性期心不全の治療に使用される血管拡張薬は,その特質をよく知ったうえで使い分ける必要がある.
●慢性心不全に対するアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬による血管拡張療法は,症状発症の抑制と死亡率の減少をもたらすことが大規模比較試験によって示されている.
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