今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ
トピックス
カテーテルアブレーション
笠貫 宏
1
,
大西 哲
1
,
梅村 純
1
,
庄田 守男
1
,
細田 瑳一
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所・循環器内科
pp.1914-1917
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901739
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)カテーテルアブレーションは難治性頻脈性不整脈の新しい根治療法であり,現在,急速に進歩している領域である.
2)WPW症候群における副伝導路に対する高周波によるアブレーションは,高い有効率と安全性が確認されている.
3)難治性心室頻拍に対する直流通電および高周波によるアブレーションは,特殊例に限定され,さらに今後の研究が必要である.
4)難治性頻脈型心房粗細動,上室性頻拍における房室接合部および房室結節内リエントリー性頻拍に対する高周波アブレーションの有用性は今後の課題である.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.