今月の主題 心電図の読み方から不整脈診療へ
不整脈診断の実際
不整脈心電図診断の導きかた
三上 雅人
1
,
伊藤 明一
1
1仙台市立病院・循環器科
pp.1788-1792
発行日 1992年10月10日
Published Date 1992/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901710
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ポイント
1)不整脈の心電図診断を行うとき,心電図記録時の臨床症状が重要である.特に,発作性に出現する不整脈の場合,発作時の心電図記録に努めるべきである.
2)基礎心疾患によって不整脈の意義や治療方針は異なる.不整脈のみならず,患者の臨床的背景も把握すべきである.
3)P波とQRSの関係,およびその規則性を把握することが重要であるので,不整脈を解析するためにP波を同定可能な誘導で記録しなければならない.
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